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園からのお知らせ

6月 園だより

2025/06/01

♪『か~え~る~の~う~た~が~』と、季節の歌が聴こえてきます。すみれ組(2歳児クラス)から元気な歌声が聞こえてきたので様子を見に行ってみると、ピアノに合わせて大きな口を開けて歌っている子、体を左右に揺らしてリズムを取っている子、耳に片手を添えて目をつぶって友だちの声を聞き入っている子(←これは職員の真似をしていると思われます 笑)、歌が終わると「もう一回!」と自分でアンコールする子、、、。可愛すぎる光景に思わず笑みがこぼれます。小さな子どもたちも歌を通しても季節を感じているのだな、と実感します。

 さて、先日、4,5歳児クラスが鳶ヶ巣城址登山に出かけました。とてもさわやかな天気でまさに登山日和でした。「いってきまーす!」と元気に出かけて行った子どもたちです。なぜ、鳶ヶ巣城址登山だったかというと、昨年度の3月に北陽小学校5年生さんが総合の授業で習った北山の発表を、子どもたち(現5歳児)に分かりやすく劇風にして教えてくれたのです。鳶ヶ巣山にはお城があったこと、武士(毛利氏、尼子氏)がいたこと、戦いがあったこと等が強く印象に残ったようで、どんなところか登ってみたい!という話に子どもたちとなったと担任から提案があったからです。そして、登山から帰ってきた子どもたちの感想は⇒「登れたよ!登る時は怖くなかったけど、降りるときが怖かったよ」「お尻ついて座って降りた!降りるときに友だちの名前を呼びながら降りた」「上(頂上)に鹿の糞があった」「おにぎり食べたよ!おやつも!おいしかった」「 鬼のみちがあった!怖かった!道が2つに分かれているところがあって一つは鬼の道だと思う!」????鬼?!武士ではなくて?鳶ヶ巣=北山=鬼!!というイメージだったようで、北陽小学校のお兄さんお姉さんに教えてもらったことはすっかり飛んでしまっているようでした。子どもの発想は豊かで面白いですね。いろんなことを想像しながら登山をし、疲れた時には友だちと声を掛け合い、下山で斜面が怖い時にはお尻で滑りながら降りる工夫、しんどいこともあったろうけど最後までみんなで登頂したこの経験はいつか子どもたちの宝物になると思いました。思いやりの心、たくましい心と身体、自分で考える力、豊かな心、全てがこの経験によって培われたことは間違いないでしょう。                                   園長   三成 美紀