![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|
|
12月 園だより 2025/12/01
時はあっという間に経ち、今年も最後の月となりました。保育園もすっかりクリスマス一色で、一段と華やかに色づいています。ここからは、クリスマスやお正月などあわただしい日々を迎えます。子どもたちにとって充実した日々になるようにと願っています。 さて、先日は5歳児クラスにて、人権同和教育保育公開・試食会を行いました。川跡地区更生保護女性会と川跡地区人権同和教育推進協議会による『いのちをいただく』作・内田美智子 の読み聞かせを、4・5歳児対象にしていただきました。この絵本を通して、食材の命をいただき、その背景にある生産者や自然、多くの命について子どもたちと5歳児の保護者の方と一緒に考える機会となりました。読み聞かせ後、子どもたちに感想をきくと「みいちゃん(牛)が(お肉にされて)かわいそうだった。」と、4歳児。「坂本さん(主人公)は仕事(食肉解体業)をやめたい、って言っていたけど頑張って続けていてすごいと思った。」と5歳児。本の内容が内容だけに、子どもたちにどう伝わるのかな?と思いましたが、子どもなりにいろいろなことを感じ取り、その思いを言葉に表してみんなに伝えてくれ、とても嬉しく思いました。また、保護者の方からいただいた感想に『命の大切さというのはなかなか口だけで伝えられるものではないので、他のお友だちと一緒に読んで考えてということは本人にとってよい経験だったと思います。小さな子どもがこんなに他人の気持ちを考えて感じ取っているなんて思っていませんでした。』と、ありました。保育園での生活・あそびは、教育の根っこと言われています。子どもたちが、今、感じたこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったことを伝え合うことにより相手の気持ちに気付いて友だちを大切にできたり、自分の言葉によってけんかになってしまったことに気付いて謝って、仲直りができたりなど、コミュニケーション力も育つチャンスと考えます。そして、相手を大切にできたら自分のことも大切にできるようになることでしょう。ほくようっこたちがこれから先も、いのちを大切にし、思いやりを持って全ての人、モノ、環境に感謝し接することができるよう、私たち大人も同じ気持ちで行動していきたいと思います。 園長 三成 美紀 |











