朝夕の冷え込みとともに日暮れどきも早くなり、秋は確かに深まっています。そして朝夕の冷たい空気とともに、赤や黄色に染まった葉っぱが澄んだ空に映えるさわやかな季節となりました。一日の最低気温が１０℃以下の日が続くと葉が色づき始め、５℃以下になると一気に色づきが進むと言われています。葉っぱの色模様は千差万別。「こんな色の葉っぱ見つけたよ。」と言う子どもたちの声を楽しみにしています。

さて、１０月１４日（土）は、第９回目のほくようっこ秋まつりでした。雨を心配しながらの開催でしたが、保護者の方はもとより、卒園児、地域の皆様本当に多くの方にお出かけいただき、盛大に開催することができました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

　また、ステージ発表や様々な場での小さな子どもたちの笑顔やしぐさを見て、心から笑顔を見せてくれたボランティアの高校生や多くの地域の皆様。その笑顔に接した子どもたちは、温かい心をいっぱいいただきました。かわいい子どもたちの存在は、ひいては保育園の存在が、地域のつながりをつくる大きな絆になっていることを実感した一日でした。子どもたちが日々生活する中で、自分たちの生まれ育った地域が大好き、自分のまわりにいる人は、いつも温かく見守り育ててくれる人たちばかり、そんな思いを伝えていきたいものです。

これからは、秋の深まりと同時に、子どもたちのあそびも実りの秋を迎えて一段と充実してきます。目的をもってあそびに取り組む姿や友だちとやりとりをする姿を大切に、かかわっていきたいものです。でき上がりや形を求めるのではなく、その過程で何を経験しているのかを見極めて、子どもたちと共に楽しみたいと思います。

園長　　尾添　博美